家事ラク・家事時短シリーズ①『ランドリールーム』
近年は共働き世帯が増加し、家事を効率良く行うために家の間取りや設備を見直す家庭が増えてきました。
効率良くこなせると格段に楽になる家事の一つに、洗濯が挙げられます。
洗濯・乾燥・たたみ・収納までを1つのスペース内で終わらせることが出来れば、洗濯に関する作業はその場だけで完結させることができます。
そのために近年普及しているのが『ランドリールーム』です。
「家事時短!」ランドリールームスペースを設けてみませんか?
弊社エグゼストのスタッフが、お客様の状況やご相談に応じて理想のランドリールームをご提案致します。
是非エグゼストまでお気軽にご相談ください。
今回は洗濯に関する悩みを解決するランドリールームについてお話したいと思います!
まず、従来の洗濯での悩むポイントを挙げてみましょう。
屋外に干す場合
・天気に左右される
・花粉や黄砂、PM2.5に悩まされる
・冬の夕方に帰宅すると外は真っ暗
・防犯面で心配
・庭でアウトドアリビングを楽しみたくても洗濯物があると邪魔
屋内に干す場合
・家の中の湿度が上がってじめじめする
・居住スペースの邪魔になる
・リビングに干すとキッチンからの料理の匂いがつく
・すっきり乾かず生乾きの匂いがする
・客人が来られた時に見苦しい
移動距離・動線が長い
・洗濯機から干す場所、干す場所から畳む場所、畳んだ場所から収納場所への移動距離が長く効率が悪い
洗濯物を畳んだ後
・畳んだ洗濯物を家族それぞれの部屋に収納するのが大変
・畳んだ洗濯物の片づけをせずにいつまでもそのまま
…など、毎日せっせと洗濯をしているのに気持ち良く干せない、乾かない、片付かないという方が多いのではないでしょうか。
そこで、それらの悩みを解決するために生まれたスペースが「ランドリールーム」です。
ランドリールームがあれば洗濯がどう変わるのかを見ていきましょう。
洗う・乾燥させる・アイロンをかける・たたむ・片付ける…という、洗濯から片付けまでの一連の作業を完結させることが可能なスペースのことです。
家の中にランドリールームを設置すれば、服を脱いでから片付けまでをその場で全て完結させることができるため、家の外やリビングなどに洗濯物を持って運ぶ必要がありません。
また、室内に快適に干すことができれば、洗濯物が紫外線によるダメージを受けたり、屋外で衣類に付着した花粉や黄砂を室内に持ち込むこともありません。
ですが、家族全員の洗濯物を干したり片付たりするとなると、ある程度の広さを必要としますし、洗濯動線もよく考える必要があります。
浴室の近くであるのはもちろんのこと、キッチン、洗面所、リビングが「回遊動線」になるような場所にランドリールームを設けると、効率よく家事をこなすことができます。
また、クローゼットの近くやサンルームの近くにランドリールームを設けるのも良いでしょう。
洗濯物をかけるのも畳んで収納するのも2階だという場合は、2階に浴室やランドリールームを設けるという手段もあります。
ランドリールームを快適に使うために必要な広さは、洗濯物の量で変わります。
何人家族か、毎日どれぐらいの洗濯物があるかによりますが、目安として家族4人分の洗濯物を干すのに必要なスペースは約2畳ほどと言われています。
干す場所の他に、洗濯物を畳む場所、一時的に畳んだ洗濯物を置く場所、アイロンをかける場所などを考えると、3畳はあった方がいいでしょう。
畳んだりアイロンをかけたりするための作業台を設置し、作業台の下に洗濯機や家族の洗濯物を収納するスペースを設けます。
日々の洗濯物を気持ちよく、かつ効率よく乾かすために、湿度対策が重要な鍵となってきます。
室内で洗濯物を干す場合、悩みとしてつきものなのが、部屋干しの「臭い」です。
ご存じの方も多いとは思いますが、これは衣類に残った汚れをエサにする菌が繁殖しているのが原因です。
洗濯の段階でしっかりと除菌できるように工夫するのはもちろんですが、素早く乾かすために次のような工夫することで菌の繁殖を抑えることができます。
■換気扇やエアコンを使用する…素早く湿度を取り除き、菌の繁殖を防ぎます。
■部屋の中央部分に干す…部屋の隅や壁際は湿気がこもりやすく、中央部分は空気がよく動きます。
■「アーチ干し」をする…角ハンガーを使う場合は両端に長い衣類を、内側に向かうにつれ短い衣類をつるすことで、スムーズな空気の通り道を作ります。
■洗濯物同士は5cm以上の間隔をあける…ぴったりとくっついていると通気性が悪く、乾くのに時間がかかって菌の繁殖の原因となります。
室内は風が通らないため、洗濯物同士の間隔をあけて、湿度を取り除きながら室内の空気を大きく動かすことが菌の繁殖を抑えるポイントとなります。
洗濯物の周りの湿度が高いままだと洗濯物の水分が蒸発できずに乾かないため、エアコンや衣類乾燥除湿機を活用して効率的に早く乾かします。
扇風機は風を当てて水分を蒸発させますが、空気中の湿度を回収することができないため、エアコンの除湿機能と併用すると効果的です。
または衣類を乾かすことに特化した衣類乾燥除湿機を使用することでスピーディーに乾かすことができます。
回収した湿気は、除湿器のタンクに溜まる水を見れば一目瞭然です。
こんなに!?というぐらい溜まっていることが多いので、湿度の高い夏の除湿や、冬場の結露対策にも活躍します。
また、湿度を調整する作用のある無垢の床材や壁紙を採用したり、換気扇やサーキュレーターを併用することで、さらに除湿効果を期待することができます。
室内用の物でコンパクトに収納できたり、折りたたみができたりと、様々な物干しユニットが販売されています。
簡単施行で取り付けられるので、スペースや使い勝手に応じて快適に使えそうなものを選びましょう。
■パナソニック製「ホシ姫サマ」天井付けタイプ
物干し竿とセットで天井に埋め込むタイプの室内干しユニットです。
電動と手動タイプのものがあります。
自動で昇降できるタイプは使わないときにスッキリおさまるのが魅力。
竿の高さが調節できるので、背が低い人も使いやすく便利です。
■パナソニック製「ホシ姫サマ」壁付けタイプ
こちらも物干し竿とセットで、日当たりの良い窓際を利用できる壁付けタイプの室内干しユニットです。
コンパクト(脱水後約8kgまで)・ショート(脱水後約10kgまで)・ロング(脱水後約12kgまで)の3タイプがあり、スペースに応じて長さを選べます。
また、洗濯物の量に応じて竿の長さを伸ばすこともできます。
操作ひもを引くだけの手動タイプで、簡単に物干し竿を出し入れ可能。
使用しない時は壁面に竿ごとスッキリ収納できます。
窓際の日当たりを有効的に活用したい方に。
■川口技研製「ホスクリーン」ポール式
2本のポールを天井からぶら下げ、その間に物干し竿を設置するだけで物干しスペースを作ることができます。
床に物干し用スタンドを設置せずに室内干しができるため、掃除機をかける時にも足元がスッキリ。
天井が高い部屋にはロングタイプのポール、天井が低いお部屋用にはショートタイプのポールがあります。
使わないときは2本のポールを天井から外し、専用の収納フックで立てかけておけば、部屋を広々と使用可能です。
■川口技研製「ホスクリーン」昇降式
竿を操作棒で昇降させるタイプで、洗濯物を掛けたまま自由な高さに調整可能です。
竿を昇降させることで、洗濯物をお好みの位置で干すことができます。昇降は操作棒をくるくる回すだけ。
使わないときは操作棒を取外してすっきりと収納することができます。
洗剤類のストックやタオル、気持ちよく乾いた洗濯物などをスッキリ収納!
限られたランドリースペースを少しでも有効利用できる収納をご紹介致します。
■南海プライウッド製「ラクエル」
トイレや浴室、洗面室などのサニタリースペースや、ユーティリティスペース(多目的家事室)専用に開発された機能的システム収納です。
見せたくないストック類はきれいに扉で隠し、毎日使う洗剤類はオープン棚板に収納するなど、「オープン収納」と「扉で隠す収納」を目的に合わせて選べます。
機能的でありながら、見た目スッキリの収納が可能です。
ラクエルは床から浮いたフロートタイプなので、床面を有効活用でき、掃除がしやすいのも特徴です。
■可動棚を造作する
エグゼストではお客様のご要望に応じて可動棚を造作致します。
棚が無く、床に物を置いているので天井高が活用できずにもったいない…
棚が欲しい場所に既製品の収納サイズが合わない…
予算が厳しい…など、お困りの際はご相談ください。
家具と違い、造作棚は壁や天井の間に隙間ができないので空間をフル活用できます。
また、背の高い家具は手の届きにくい所にホコリや汚れがたまりやすかったり、地震で倒れたりする心配がありますが、造作棚はそういった心配がありません。
メーカーの収納棚よりも安価で、スペースに合わせて造作可能です。
様々な造作棚のご提案をさせていただきますので、お気軽にエグゼストまでお問い合わせください。
【弊社施工例】
ボトルによって大きさにばらつきのある洗剤類や、大きさ別に収納するタオル類などに合わせて、お好みで高さを変えられる可動棚が便利です。
家族の部屋着や下着の収納、カゴやボックスなどの収納にも。
上部にパイプを取り付ければ、ハンガーパイプとしてもご利用いただけます。
毎日の家事を軽減し、快適に洗濯から収納までを可能にするランドリールームをご紹介しました。
朝は食事の用意やゴミ出し、仕事前の準備、お子さんの身支度など、ただでさえバタバタするものです。
そんな忙しい朝の洗濯動線や設備を見直すことで、今よりももっと家事の効率化や動線の短縮をはかることができます。
天候の悪い日や花粉が多く飛散する日もいつもと変わらず、洗濯から収納までスムーズにこなせるランドリールーム。
湿度の高い日本だからこそ、年中快適に過ごせるランドリールームの設置をおすすめします。
「家事時短!」ランドリールームスペースを設けてみませんか?
弊社エグゼストのスタッフが、お客様の状況やご相談に応じて理想のランドリールームをご提案致します。
是非エグゼストまでお気軽にご相談ください。
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